先月、飲食物の酸などによって歯が溶ける「酸蝕症」についてお伝えしましたが、

今月は「酸蝕症」になりやすい飲食物について、お伝えします🙋

 

「酸蝕症」は、pHが低い(酸性)飲食物に、長時間が晒されるとなりやすい症状です。
ちなみにpHとは、酸性度の事です。

皆さん、リトマス試験紙って覚えていらっしゃいますか?😁
7.0が中性で、数が小さくなると酸性(リトマス紙が赤くなる!)で、

大きい数になると、アルカリ性です。

歯のエナメル質は、pHが5.5~5.7よりも酸性になると、溶け始めます。

 

象牙質はpHが6.0を越えると、溶け始めます。

では、どんな飲食物が、「酸蝕症」になりやすいのでしょうか。
まとめてみましたので、ご覧下さい。

ヨーグルトは、PHは3.8ですが、
リンやカルシウムが含まれているので、脱灰は起こらず「酸蝕症」にはなりません。

 

果物では、レモンが2.1で、かなり低いです。
胃液は、1.0~2.0です。
逆流性食道炎の方が、「酸蝕症」になりやすい訳ですね…。

 

どうぞ、ご参考になさって下さいね❗

 

恒吉

五味デンタルクリニック