休日を利用して、六本木ヒルズ・森美術館で開催中の「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」を観てきました。

日本の建築技術は古くからとても洗練されていて、木材の組み方によってデザイン性や耐久性を兼ね備えているようです。

中でも感心させられたのは、東京スカイツリーは制震構造に用いられている心柱制振「質量付加機構」という原理を応用して建築されているようなのですが、これは実は法隆寺の五重塔をモデルにしているようなのです。

昔の人はこれを材料となっている木材の圧縮・乾燥からくる雨漏りの予防のために考えついた技術なのだそうですが、過去の歴史から大きな地震にも倒壊した経緯がないことから、実は耐震性に優れているのではないかと現代の建築家はヒントにしたようです。

 

日本の素晴らしい伝統技術が受け継がれ、現代のさらなる技術発展に貢献しているようでした。

 

院長

五味デンタルクリニック